実在する?世界の最恐都市伝説4選

霧の中に人影が浮かぶ都市伝説を象徴する不気味なカバー画像

世界には、昔から今に至るまで、奇妙で不可解な話が語り継がれてきた。それが“都市伝説”と呼ばれるものだ。

今回は、実際に記録や目撃証言が存在する「リアルな都市伝説」を3つ紹介する。他のサイトではあまり触れられていない逸話や、恐ろしい証言も交えて、世界の都市伝説の中でも特に語り継がれる怪異に迫ってみよう。


1. 鏡の中に現れる亡霊「ブラッディ・メアリー」

「深夜、鏡の前で“ブラッディ・メアリー”と3回唱えると、血まみれの女性が現れる」。この伝説は、アメリカを中心に広まった降霊儀式として知られている。

起源については諸説ある。なかでも有力なのが、16世紀のイングランド女王メアリー1世を由来とする説だ。彼女はカトリック復興のため、プロテスタントを多数処刑。そのため「血まみれのメアリー」と恐れられた。

19世紀には、アメリカで若者の間に幽霊を呼ぶ遊びとして定着した。現在も「やってみた」動画が投稿され、人気は根強い。さらに、「鏡に影が映った」「ガラスが突然割れた」といった実体験も多く報告されている。


3. 黒い目の子どもたち(Black-Eyed Children)

深夜、静まり返った自宅のドアをノックするのは、目が真っ黒な子どもたち。彼らは冷静に「電話を貸して」「中に入れて」と話しかけてくる。

1990年代、アメリカ各地で報告が相次ぎ、ついには警察が出動する騒ぎにまで発展。目撃者の中には「接触後に体調を崩した」「家電が壊れた」と証言する者もいる。

しかも、彼らは人の少ない場所や夜の郊外に現れることが多い。一説には、エイリアンの使者、悪魔の化身、あるいは異世界の存在ではないかとも囁かれている。

このような存在が語り継がれていくのも、世界の都市伝説に共通する不可解さのひとつだ。


2. 呪われた椅子「バズビーズチェア」

イギリス北部のパブに存在する古びた椅子──それが「バズビーズチェア」だ。座った者に死をもたらすと語られている。

この椅子は、1702年に処刑された男トーマス・バズビーが所有していた。彼は死の直前、「この椅子に座った者は皆死ぬ」と呪いの言葉を残したという。

それ以降、椅子に座った者が事故死や戦死する事例が相次いだ。とくに第二次世界大戦中には、出征前に座った兵士が戦地で命を落とすケースもあったそうだ。

現在この椅子は博物館に収蔵されている。とはいえ、誰も座れぬよう高い場所に吊るされ、恐怖の遺物として展示されている。


なぜ世界の都市伝説は語り継がれるのか?

都市伝説は、単なる作り話ではない。多くの場合、社会不安や文化的価値観、歴史的背景がその誕生に深く関わっている。

たとえば、「ブラッディ・メアリー」は迫害の歴史と結びついている。「バズビーズチェア」は呪いという信仰心が根強い地域文化の反映だ。

また、「黒い目の子どもたち」は現代の“ネット文化と超常現象”が交差した存在と言える。

さらに、SNSや動画サイトの普及により、こうした都市伝説は瞬く間に世界中へ広がるようになった。その結果、かつては地域限定だった伝説が、国境を越えて語られる存在へと進化している。


まとめ|現代にも息づくリアルな世界の都市伝説

今回紹介した3つの都市伝説は、実際の目撃証言や記録、地域の信仰などに基づいたものである。いずれも「単なる噂」とは言い切れないリアリティがあり、今なお人々の間で語られ続けている。

世界の都市伝説は、恐怖や不安の象徴であると同時に、私たちの想像力と好奇心が生み出した“もう一つの現実”なのかもしれない。

出典・参考リンク

都市伝説・陰謀論
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