ネット発祥の最恐都市伝説！検索してはいけない話

都市伝説は、時代とともに形を変え、現代ではインターネットを通じて急速に広まるようになった。今回は、ネット発祥の都市伝説の中でも特に有名で、検索するのもためらわれるような恐怖の話を厳選して紹介する。あなたは最後まで読めるだろうか…。

1. 【スマイルドッグ】呪われた画像

「スマイルドッグ（Smile.jpg）」は、ネット掲示板で広まった呪われた画像の都市伝説だ。ある男が奇妙な笑顔を浮かべる犬の画像を見た後に精神を病み、悪夢にうなされ続けたという話がきっかけとなった。

この画像を見た者は、不気味な笑顔の犬の幻覚を見るようになり、最終的には狂気に陥るとされる。ネット上では、「スマイルドッグを見た後に奇妙な出来事が起こった」という報告が複数あり、一部のフォーラムでは画像の拡散が禁止されている。

「スマイルドッグ」は、インターネットの「呪いの画像」系の都市伝説の代表例となり、現在も検索してはいけないワードとして語り継がれている。

2. 【ミッシング411】行方不明者の謎

「ミッシング411（Missing 411）」とは、アメリカの国立公園や自然保護区で発生している不可解な行方不明事件をまとめた都市伝説である。元警察官のデイビッド・ポーリデスが調査を行い、特定のパターンを持つ失踪事件が数百件以上存在すると発表した。

これらの事件では、行方不明者の遺体が不可解な状況で発見されることが多く、例えば、靴を脱いだ状態で急斜面に横たわっていたり、天候が変化した直後に消えたりしている。また、警察の公式記録には詳細が記載されず、情報の隠蔽が疑われている。

ネット上では、「国立公園には何か得体の知れない存在が潜んでいるのではないか」「政府が真相を隠している」といった陰謀論が飛び交い、ミッシング411は今なお解明されていない謎のひとつとされている。

3. 【バックルームズ】現実の裏側に広がる異世界

「バックルームズ（The Backrooms）」とは、2019年にインターネット掲示板「4chan」に投稿された画像から広まった都市伝説である。画像には、無限に続く黄色いカーペットと蛍光灯の光に満たされた空間が写っており、「現実からズレた場所に迷い込んだら、二度と戻れない」と説明されていた。

この空間は、通常の世界と隣接して存在し、特定の条件下で「ノークリップ（壁抜け）」すると入り込んでしまうという。さらに、バックルームズには異形の存在が潜んでおり、遭遇すると生還は絶望的とされている。

ネット上では、この設定を基にしたゲームや映像作品が次々と制作され、今や一大ホラーコンテンツとして広がりを見せている。

4. 【サトルさん】日本発のネット怪談

「サトルさん」は、2ちゃんねる（現・5ちゃんねる）で広まった日本発祥の都市伝説だ。サトルさんを呼び出す方法は、携帯電話の番号を使って特定の手順を踏むというもの。成功すると「あと何回電話をかければ俺に会えるか？」というメッセージが届き、カウントが0になると、サトルさんが実際に目の前に現れるという。

彼は無表情な少年の姿をしており、問いかければどんな質問にも答えてくれるが、あるルールを破ると命を奪われると言われている。

サトルさんの都市伝説は、ネット掲示板を通じて拡散され、実際に試したという報告も多数寄せられている。中には「最後までカウントを進めたら、知らない番号から不気味な着信があった」という証言もあり、ネット怪談として今も語り継がれている。

なぜネット発祥の都市伝説は広まるのか？

ネット発祥の都市伝説が爆発的に広まる背景には、拡散のスピード、視覚的なインパクト、インタラクティブな体験の3つの要因がある。

まず、インターネットでは、一つの投稿が瞬く間に数万人に拡散される。特に、恐怖やミステリーを感じさせる話は、好奇心を刺激しやすいためシェアされやすい。例えば、「スマイルドッグ」は呪われた画像というコンセプトが強烈なため、多くのユーザーが「本当に危険なのか？」と興味を持ち、共有してしまう。

次に、ネット発祥の都市伝説は、視覚的なインパクトが強いものが多い。バックルームズのように、一枚の不気味な画像が投稿されることで、あたかも現実のどこかに存在するかのような錯覚を生む。画像や動画があると、文章だけの怪談よりもリアルに感じられるため、人々の記憶に残りやすい。

さらに、ネット発祥の都市伝説は、体験型のコンテンツとして広まることも多い。例えば、「サトルさん」のように「実際に試せる儀式型の都市伝説」は、読者が能動的に関与できるため、ただ読むだけの怪談よりも強く印象に残る。実際に試した人が「本当に奇妙なことが起こった！」と投稿すれば、それが新たな証拠となり、さらに話が広がる。

こうした要因が組み合わさることで、ネット発祥の都市伝説は短期間で広まり、フィクションと現実の境界が曖昧になっていくのだ。